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社会福祉士試験の過去問の使い方を徹底解説!【本番9割取れた方法さらします】

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社会福祉士試験に備えて過去問やろうと思うんだけど、分厚くてどう取り組めば良いかもわからなくて困ってます。

気持ちはとってもわかります!ただ、質と量をこなせば、冗談抜きで習得率100%にもっていけますよ!

社会福祉士試験は過去問への取り組み方次第で合否が分かれるといっても過言ではありません。

なんとなーく解いて、回答を見るだけでは効果は薄いです。そのため、効率的な勉強方法を知っておかなければ思わぬ憂き目に合います。

とはいっても、辞書の半分くらいの分厚さに初っ端から心折れそうになる人もいるかと思います。

筆者(エドガワ)もうんざりしながら勉強しましたが、精神保健福祉士試験で75%、社会福祉士試験で88%(専門科目のみ)と、高得点で合格することが出来ました。

今回は、年度間の難易度に左右されない、確かな過去問勉強方法を余すところなく解説していきます。

なお、今回の勉強方法は精神保健福祉士にもそっくりそのまま活用できます。私自身全く同じ勉強法で、ダブルライセンス持ちになりました!

ぜひ最後までご覧ください!

この記事を見れば知ることができること

  • 社会福祉士試験に過去問の重要性
  • 過去問勉強を始める際のマインドセット・使用教材
  • 過去問の段階別学習方法

それでは一つずつ見ていきましょう。

過去問を使う上での前提条件

いきなり過去問を解く前に、過去問を取り組む際の前提となる考え方を紹介していきます。

最低10周繰り返す

1つ目の社会福祉士試験過去問における前提状況は、最低でも10周繰り返すことです。

ええ!?10周もやるの?そんなに時間取れっこないんだけど…

最初3周目までは確かに時間がかかりますが、周回をするにつれて、かなり短時間で復習できますよ。

社会福祉士の過去問は1,2周だけではなく、何度も周回することで知識をしみこませる必要があります。

ただ、後ほど詳しく述べますが、10周以上全問解くわけではありません。周回するにつれて、間違えた問題に絞り込んでいく勉強法になるため、段々と復習スピードも上がりますし、成長も実感できると思います。

確実なリターンを見込むためにも、ある程度の周回は覚悟してください。

試験勉強の前半と終盤で使う

次の社会福祉士試験過去問における前提状況は、試験勉強前半と終盤に使うことです。

過去問をイメージすると試験勉強後半で使うイメージがあるかと思います。

ただ、社会福祉士は早期に得意・苦手分野の把握、本番の時間間隔をつかんでおく必要があります。また、専門知識が無くても単発な知識を覚えるだけで対応できる問題も多いため、試験の最初期に取り組んでおく有用性が高いです。

中盤に一問一答などの知識の肉付けを行うため、次第にやった記憶は薄れていくことが予想されます。

なので、試験勉強の終盤(試験1~2週間前を目安)に再度取り組んでみることをオススメします。

選択肢ごとに復習する

次の社会福祉士試験過去問における前提状況は、選択肢ごとに復習することです。

この選択肢ごとの復習こそが、過去問勉強において非常に重要なポイントです。

正答の部分だけ間違った理由を見ていては学習効率が格段に落ちます。以下が復習する際のイメージ図です。

過去問.com

正解の部分だけ復習していたのでは、答えを覚えているに過ぎません!

他の選択肢も正しい語句に言い換えることができれば、使える知識を一つ増やすことにつながります。社会福祉士試験は一つの設問につき、5問の選択肢がもうけられています。

つまり、正解の選択肢だけ復習する人に比べて、5倍もの学習効率があるということになります。

社会福祉試験は全く同じ問題は出題されないにせよ、違う言い方で同じ語句を聞いてくることがよくあります。そのため、すでに出題された問題であっても、過去問を復習しまくることは本番での点数アップに直結します。

極端な話、簡単な年度であれば過去問のやり込みだけで合格できます。それくらい過去問の復習は超重要です。

過去問は中央法規の物を使う

次の社会福祉士試験過去問における前提状況は、中央法規の過去問解説集を使うことです。

理由は簡単で、収録数が他の出版社の物に比べて多いこととクセのない解説であることに尽きます。

社会福祉士の資格試験においては中央法規が最もメジャーであり、問題解説も多数の大学関係者などが行っています。他の参考書との接続がしやすいため、独学にも向いています。

私自身も中央法規の過去問解説集を用いて合格しました。

もちろんレイアウトや構成面は好き嫌いあるので、他の出版社の物を用いても構いません。

ただ、複数年度の過去問を科目ごとに区切っているタイプのものはオススメしません。

というのも本番を想定した演習がしづらくなり、実際に時間を図った際に自分がどれくらい回答に時間を要するかがわかりにくいからです。

可能な限り、実際の出題方式と同じ構成になっているものを使用した方が何かと無難です。

合格には過去問以外の教材も必要

次の社会福祉士試験過去問における前提状況は、合格するためには過去問以外の参考書も必要ということです。

え?過去問さえやればなんとかなるんじゃないの?

合格には近づきますが、さすがにそれだけでは網羅できません。

確かに過去問をやりこめば、簡単な年度であれば合格点近くまで伸ばせると思います。ただし、それは運の要素もありますし、過去問だけやっても基礎的な用語も網羅しきることは難しいです。

知識が点と点の状態になっているため、体系的な理解は難しいです。

過去問学習はあくまでも頻出語句や得意・苦手分野を抑える意味合いが強いです。そのため、過去問以外に少なくとも一問一答はやっておくようにしましょう。

具体的な参考書ルートや習熟期間は全て他の記事にて網羅しているので、ぜひそちらも見てみてください。

【2024年版】社会福祉士の勉強法解説!8割越え確実の最短3か月勉強法!

【2023年版】精神保健福祉士の勉強法解説!最短3か月で誰でも働きながら合格可能!

段階別の過去問の使い方

さて、それではいよいよ社会福祉士試験の過去問をどのように使っていけばよいか、順序だてて説明していきます!

① 3か年分解く

まずはじめの社会福祉士試験の過去問勉強の使い方は3か年分の問題を解いてみることからはじまります。

中央法規の過去問解説集だと5か年分ありますが、うち2年分は解説がついていないため、実力が伴ってきた受験期後半に模試代わりに使いましょう。

以下の点に注意して解き進めましょう。

  • 実際に時間をはかって問題を解いてみる
  • 復習しやすいように問題文にペンでメモはなるべく控える(するばあいはコピーを取っておく)

一年分が終わったごとに答え合わせをしていきます。答え合わせをしたら、解説を読み、重要箇所にマーカーを引いていきます。

解説内容は無理に覚えなくて大丈夫です!一回で全て覚えようとしたら時間がいくらあっても足りません。

解説は「へーそうなんだー」くらいに眺める程度で十分です。

この段階では、不合格ラインであっても気にすることはありません。それが当たり前と割り切って、難易度を肌で感じましょう。

あとで復習するように、難しかった問題にはチェックを入れておいた方が良いのかな?

良い質問ですね!その通り、後で復習しやすいように、問題にチェックを入れておくのはとても重要です!

答え合わせの際、後で復習するために問題にチェックマークを付ける方は多くいると思います。

ここで問題なのは、できた問題とできなかった問題、どちらの方にチェックを入れるべきかが実は悩みどころになります。

できなかった問題にのみチェックを入れよう!

問題集を使う時にできた問題にチェックを入れていき、最終的に全てチェックが入ったらOKとしている方は結構多いと思います。

ただ、今回の勉強法では「できなかった問題にのみチェックを入れる」ことを心がけてください。

できた問題の中にも、完璧に答えられたもの、頭をひねりだしてなんとか正解できたもの、たまたま運が良くて正解できたものが混ざりこんでいます。

運よく正解したものは間違い扱いにするにせよ、なんとか正解できたものもチェックしてしまうと、復習する際に理解度の高低が視覚的にわかりづらくなってしまいます。

つまり、本番で使えない知識とまぜこぜになるリスクがあるということです。

対して、今回の勉強法では間違えた問題には何回もチェックを入れていく方式をとるので、どれだけ苦手かが一目瞭然になります。

また、時間をおいて復習する際に「〇個以上チェックがついている問題のみ復習しよう」など、テーマを決めて勉強しやすくなります。

チェックを入れる際の基準は「全ての選択肢に理由をもって答えられなければ、正解していても全て間違い」の扱いにしてください。

厳しすぎじゃないか?と思われるかもしれませんが、ここまで当たり前の基準を上げれば、模試の偏差値でも60を切ることはないです。

はじめはほとんどの問題にチェックがついてしまうと思いますが、気にすることはありません。それが普通です笑

② 得意分野と苦手分野を区別する

次の社会福祉士試験の過去問勉強は得意分野と苦手分野を区別していくことです。

社会福祉士試験は科目が多岐に渡るため、どんな方でも得意不得意が出てくると思います。試験の鉄則ですが、復習の優先順位も苦手科目→得意科目の順でやった方が効率が良いです。

特に0点科目をつくってしまうと、合計得点がどれだけ高くても即不合格です。

それぞれどれくらい得点が取れたかを過去問の余白にでも書いて把握しておきましょう。

③ 苦手分野から順に復習する(2周目)

次の社会福祉士試験の過去問の使い方は苦手分野から復習していくことです。

過去問勉強をする上で2周目にあたります。②の段階で得意不得意がわかっていると思うので、得点が取れていない科目から横断的に復習しましょう。

以下が2周目の流れです。

過去問2周目の流れ

①苦手科目からもう一度全問題を解いていく(時間ははからなくても良い)

②解いたらその場で答えを見て、選択肢ごとに理由を言えなければチェックマークを再びつける

1周目でチェックがついていない問題でも、2周目までは全問演習するようにしてください。実は甘く見積もって正解扱いにしていた…ということが結構あるので、念のための理解度を図る意味でもやっておきましょう。

意外と1周目合っていたのに、正解を言いきれなかったという問題が出てきます。

もし本当に正解根拠がわかっているのであれば、どのみち時間はかからないはずです。頑張って取り組みましょう。

③までの段階がとても時間がかかるため、働きながらの方だと1か月ほどかかってしまうかもしれません。

④ 一回も間違えていない問題を省いて復習する(3周目)

次の社会福祉士試験の過去問の使い方は、一回も間違えていない問題を省いて復習していくことです。

あーやっと全問見直しから解放された…

お疲れさまでした。でもかなり力はついていると思いますよ!

ここからは全問見直しではなく、チェックがついている問題のみ演習・復習していきます。すでに2回は解説を見ているため、できない問題でもうろ覚え程度には見慣れてきていると思います。

復習時に再度間違えてしまった場合はもちろんチェックをつけていきます。

3周目までは簡単で復習が不要な問題と、何回も間違えるであろう問題の仕分けの要素が強いです。解説を読んでもわからない箇所は声に出したり、ネットで用語の意味を調べながら覚えていきましょう。

ただ、この後も周回は続くので、無理に丸暗記は不要です。

⑤ 間違いチェックが1個までであれば省いて復習する(4周目)

次の社会福祉士試験の過去問の使い方は、間違いチェックが無しもしくは1個までの問題を省いて復習することです。4周目にあたります。

間違いチェックが1個ということは3周目までの内、2回は正解の根拠が言えているということなので、一旦復習は不要です。

4周目からは複数回間違えている問題にフォーカスしてグルグル回していきます。この4周目からのやり込みこそが社会福祉士過去問勉強における最大の肝であり、実力アップのタイミングです。

用語の意味合いもつかめてくる頃です。

⑥ 周回回数に応じて省く問題を増やしていく(5周目以降)

次の社会福祉士試験の過去問の使い方は、周回回数に応じて省く問題を増やしていくことです。

復習時の省く問題対象

5周目:チェックマークが0~2個

6周目:チェックマークが0~3個

7周目:チェックマークが0~4個

以下、周回数に応じて省くチェックマーク付きの問題を増やしていく

上の例のように、省く問題のチェックの数は、「周回回数マイナス3」の値で求められます。

10周目だったらチェックマークが7個までの問題は省くといった具合です。

そんなに間違える問題あるの?と言われると恥ずかしいですが、私も3か年通して2,3問は本当に何度も繰り返さないと覚えきれないものがありました。

ただ、たいていの方は6周目くらいからは解きなおす問題も少なくなり、復習スピードも格段に上がっていくことと思います。苦手な問題に接触する回数も増えるので、自然に覚えやすくなります。

今までは何日もかけていた復習が、終盤には10分あれば終わるレベルに到達するでしょう。

無理だと思ったのに、結果的に10周以上自然と復習できてた!ちょっと自信ついた気がする!

そうなんです。無理くり10周する…というより、わからない問題に触れ続けることで、結果的に周回数が思い出せないくらい回せてた…という感じなんですよね。

全問題の根拠が言えるようであれば、これで過去問学習は一旦終了です。

次は虫食いになっている知識を一問一答や講義系参考書を使って補填していきましょう。

知らず知らずのうちに実力はついているので、初学者が参考書に取り組むよりも、習熟スピードも速いはずです。

なお、この勉強法は一問一答でも効果大です!ぜひ同じように取り組んでみてください!

⑦ 試験2週間前にもう一度解きなおす

最後の社会福祉士試験の過去問勉強は、試験勉強終盤で解きなおすことです。

前もって勉強していた人なら、ほかの参考書に手を出している間、数か月間過去問に触れなくなる方もいるかもしれません。

最後の仕上げとして、ぜひ試験の2週間から1週間前をめどに、過去問にチャレンジしてみてください。

ブランクが開いているとはいえ、何周もしている問題です。低く見積もっても正答率は95%、できれば1年分につき、1,2問ミスまででとどめておきたいです。

他の受験生でここまで当たり前の基準を上げている人も少ないかと思いますが、せっかく記事をお読みいただいている皆さんなら、余裕で合格するという気概で頑張ってもらいたいと願っています。

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まとめ

  • 社会福祉士の過去問を完璧にするなら10周は見ておきたい
  • 中央法規の過去問解説集を使用し、選択肢ごとの回答根拠が言えるまで繰り返す
  • 間違った問題はチェックマークを入れて、周回をするごとに間違ったらチェックを増やしていく

いかがでしたか?

自分で言うのもなんですが、過去問に関しては使いに使い倒した経験があり、この勉強法もかなり再現性が高いと自負しています。

勉強法は向き不向きがあるので強制はしませんが、少なくともあれこれ手を出さずに、一冊を完璧にすることは忘れないでもらえると嬉しいです。

みなさんの合格を願っております!

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