就労支援を知る

【2024年版】社会福祉士の勉強法解説!8割越え確実の最短3か月勉強法!

スポンサーリンク

今年の春からキャリアアップのために社会福祉士の資格を取ろうと思っています。どんな風に勉強すれば良いの?

社会福祉士は参考書による独学で十分合格できますよ!

社会福祉士は福祉系で代表的な国家資格です。難易度は一番高いとされており、敷居の高さを覚える方も多いです。

そんな社会福祉士ですが、勉強方法さえ間違わなければ、かなりの高確率で合格することができるんす。今回は第35回試験で社会福祉士試験に合格した筆者が、働きながらでも高得点が取れる勉強方法を詳しくお伝えしていきます!

この記事を見れば知ることができること

  • 社会福祉士試験の動向
  • 社会福祉士合格のための参考書ルートと勉強法
  • 社会福祉士試験でNGな勉強法

それでは一つずつ見ていきましょう。

社会福祉士試験の傾向

社会福祉士の勉強法を解説する前に最新の動向をまとめておきます!

社会福祉士の傾向?それって大事なことなんですか?

傾向分析は勉強方針にも関わるめちゃくちゃ大事な情報ですよ!特にここ数年は大きく傾向が変わっています!

社会福祉士の試験は一言で言えば、「勉強しなければ決して受からないが、勉強さえすれば確実に合格点に近づく」試験に変化してきています。

実際のデータを見てみましょう。下の画像は社会福祉士試験の年間推移です。

どうでしょうか?明らかに2023年の合格率が高く出ているのがわかるのではないでしょうか?

なぜこんなにも合格率が高く?なったのでしょうか?

きっかけは令和4年1月17日開催の「社会福祉士国家試験の在り方に関する検討会」での、以下の方針がきっかけです。

新しい方針では、他の医療系資格などと同水準の合格率にすべきという方針が打ち出されています。参考として看護師は合格率90%です。

今までは試験難易度の年度差を問わず、合格率を30%前後に据え置いたことが批判にさらされていました。今後は合格率9割とは言わずとも、勉強量が結果に結びつきやすい試験になることが予想されます。

一方で、前提知識を必要とする事例問題(タクソノミーⅢ型)の問題を増加することも言及されており、入念な過去問演習が必須になると思われます。

そのため、応用問題が減り、基礎・事例問題が増加するため、全体的な難易度は低下していくでしょう。

さらに詳しい今後の動向は、以下の記事をご覧ください。

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験の今後はどうなる!?【合格率60~70%時代突入】

社会福祉士勉強法の目標・必要勉強期間

それでは、社会福祉士勉強法を実践していくにあたり、目安なる目標点、必要勉強期間をお伝えしていきます。

目標スコア

社会福祉士勉強法を実践した場合の想定目標スコアは、ずばり8割です。

社会福祉士試験は専門科目と共通科目で分かれており、共通科目の方が範囲が広い分、やや難易度が高い傾向にあります。

イメージとしては、専門科目が80%~85%、共通科目が75%~80%を取得する想定です。

今までの試験は年度ごとに難易度差があり、正確な目標設定が難しいものがありました。しかし、先に述べたように、今後は基礎重視になることが想定されるため、目標スコアの設定がしやすくなりました。

せっかく社会福祉士国家試験にチャレンジするのであれば、ギリギリではなく余裕で受かる!という気概で臨んでみましょう!実際不可能ではありませんしね。

ちなみに筆者(エドガワ)はこれから紹介する勉強法を自分自身で実験し、得点率88%(専門科目のみ)での合格でした!

すでに精神保健福祉士を取得しており、共通科目免除だったことも高得点の要因だったと思います。ただ、その時も75%は取れていたため、再現率高めの勉強法だと思います。

精神保健福祉士の勉強法に関して興味がある方は以下の記事をご覧ください。

【2023年版】精神保健福祉士の勉強法解説!最短3か月で誰でも働きながら合格可能!

必要勉強期間

社会福祉士勉強法の必要勉強期間は概ね3か月間を想定しています。一日2時間(専門・共通科目で1時間ずつ)が必要勉強時間です。

とはいっても、社会人ですと一日2時間の捻出が厳しい人もいるかと思います。時間が足りない方は休日にもう少し時間を作ったり、勉強期間を長めに設定するようにしましょう。

ただ、1日10分でも良いので、まったく勉強しない日はなるべく作らないようにしましょう。

社会福祉士は独学のため、モチベーション管理も重要です。全く勉強しない日があると、そのままダレてしまうリスクがあります。

スポンサーリンク

最短3か月合格の参考書ルート

それでは社会福祉士の具体的な勉強法を見ていきましょう!

1か月目の勉強方法【とにかく過去問を繰り返す】

1か月目の社会福祉士勉強法はとにかく過去問を繰り返すことです!

え?いきなり過去問ですか?普通はテキストから入るものじゃないんですか?

社会福祉士国家試験は一にも二にもとにかく過去問演習が超重要です!

これが英語や数学の試験というのであれば、そもそも単語帳や教科書を読みこんでからでないと過去問事態に取り組めません。

しかし、社会福祉士国家試験は、単発の知識を問われる問題が多いです。そのため、前提知識を必要とせずとも問題文自体を読み取ることができます。

また、社会福祉士国家試験は範囲も広く、テキストを完璧にしてからと思っていては、いつまでも過去問演習に移れません。

そのため、過去問で勉強範囲・自分の実力の把握も兼ねて、知識の習得を行うのが最も効果的なのです。

過去問は問題収録数や解説の質の観点から中央法規一択です。

①3か年すべて行う

まずは収録されている3か年の問題を時間を図りながら解いていきます。

この段階では低得点は当たり前、気にせず解いていきましょう。自分の肌で各単元の難易度を体感することが目的です。

すべての問題を解き終えたら答え合わせをしましょう。

②苦手単元を洗い出す

すべて答え合わせをしたら、各単元ごとの正答率が導き出せると思います。自分がどの苦手単元に苦手意識があるかを数値で可視化しましょう!逆に得点が取れている得意単元は本番でも稼ぎどころになります。

③苦手単元から各設問を復習する

ここまでは勉強というよりも、その前段階の準備に過ぎません!

苦手単元を洗い出したら、得点が取れていない単元から順に解きなおしをしましょう。その時のポイントはズバリ、各選択肢ごとに正解の根拠が言えるまで反復することです。

以下がイメージ図です。

過去問.com

なんで選択肢ごとにやる必要あるんですか?同じ問題が出題されないかもしれないのに?

他の選択肢の知識が、別の年度の問題でも使われるかもしれないからです。

選択肢別に復習する理由は知識を補強して、得点力アップを図るためです。

社会福祉士試験は全く同じ問題は出題されないものの、正答ではなかった別の選択肢が別の年度で出題されることがあります。

もう何十回も行っている試験なので、聞き方やアプローチを変えて、複数回出題されているわけです。

そのため、正解以外の選択肢がどういった意味なのかを覚えれば覚えるだけ、得点力アップを図ることができます。

正解の部分だけ復習していたのでは、答えを覚えているに過ぎません!すべての選択肢を復習している人と比較すると、単純計算で知識量で5倍もの差が開いてしまいます。

5倍ですよ?恐ろしくないですか?

極端な話、簡単な年度であれば過去問のやり込みだけで合格できます。それくらい過去問の復習は超重要です。

過去問の使い方は以下の記事にて、超具体的に紹介しているので、ぜひそちらもご覧ください!

社会福祉士試験の過去問の使い方を徹底解説!【約9割取れた方法全部さらします】

過去問復習のフローチャート

①苦手な単元から選択肢ごとに復習する

②正解の根拠が言えたらチェックマークを入れていく(即答できるまで何度も繰り返す!)

③すべての選択肢にチェックマークがついたら、2番目に苦手な単元に着手していく

④ ①~③を繰り返す

2か月目の勉強方法【一問一答で知識を補強】

2か月目の社会福祉士勉強法は一問一答で知識を補強することです。

1か月目の過去問演習で、よく狙われる基礎的な単語とその意味は理解できていると思います。

ただ、過去問はあくまで過去問。テキストではありませんので、各単元の知識が虫食い状態になっています。

そこで2か月目は一問一答で知識の肉付けをしていきます。一問一答の解説では理解がしきれない恐れがあります。

そのため、講義系参考書を辞書代わりに使用して、理解をしっかり深めていきましょう。

一問一答は過去問との相性を考慮して、中央法規がベストです。講義系参考書はカラーでのレイアウトでとても見やすい点からTAC出版の福祉の教科書がオススメです。

①苦手単元から知識を補強する

一問一答では、過去問の時と同様、苦手な単元からやり込んでいきましょう。おそらくほとんどの方にとっては共通科目の方が苦手意識を覚える方は多いと思います。

解説だけではわからない、もっと知識を網羅しておきたい場合は、福祉の教科書の該当単元を確認しましょう。

はじめの2週間で共通科目、後半2週間で専門科目に取り組むことを目標に勉強していきましょう。もちろん、正解の根拠が即答できるまでひたすら取り組みましょう。

やり込みさえすれば、数時間で一周できるようになるまでになります。暗記科目はスポーツと同じでとにかく反復すれば頭にしみついてきます。

この段階まで仕上げれば、難しい年度であっても7割を切ることはほとんど無いと言っても良いでしょう。

②終わり次第、講義系参考書の勉強に入る。

一問一答が仕上がった段階で福祉の教科書の勉強割合を増やしていきましょう。

講義系参考書と過去問による最終仕上げには時間がかかるため、一問一答を終えた段階で次に紹介する3か月目の勉強に入って構いません。

しかし、あくまで社会福祉士合格のカギとなるのは、過去問、一問一答の完成度です。瞬間的に正答を言えなければ、一問一答の習熟を優先しましょう。

3か月目の勉強方法【講義系参考書で点と線をつなげる】

3か月目の社会福祉士勉強法は福祉の教科書を中心とした、知識の総仕上げです。

直前期には過去問や一問一答で総復習も行います。

①頻出度順に勉強する

まずは福祉の教科書を頻出度順に勉強していきます。

福祉の教科書は、A・B・Cの頻出度振り分けがされており、非常に勉強がしやすい作りになっています。

勉強の順番としては、A(苦手単元)→A(得意単元)→B(苦手単元)→B(得意単元)→C(苦手単元)→C(得意単元)の順です。

Cの項目は8割後半のスコアを視野に入れた際に勉強しておきたい単元なので、間に合わない場合はカットしても良いでしょう。

ここでのポイントは全て覚えようとしないことです!講義系参考書の内容をすべて覚えることは不可能です。赤字や太字部分の概要を抑えればそれで良しとしましょう。

(言い方が悪いですが)試験勉強がへたくそな人の特徴は講義系参考書をいつまでもダラダラとやってしまい、アウトプット不足になることです。

適度なところまで抑えて、完成度は過去問・一問一答で求めていくことが大事です。

②直前期は過去問・一問一答にシフトチェンジする

社会福祉士国家試験まで10日間を切ったら、多少中途半端でも過去問・一問一答の復習にシフトチェンジした方が良いでしょう。

特に過去問復習時に正答率が9割を切ってしまっている場合は、知識が薄れています。あれこれ手を出すのではなく、今までの問題を完璧にすることに注力すべきです。

社会福祉士試験でNGな勉強法

最後に社会福祉士試験の勉強をする上でNGな勉強法を紹介していきます。

過去問を最後にやらない

1つ目の社会福祉士試験でNGな勉強法は過去問を最後にやらないことです。

とにかく社会福祉士国家試験は過去問のやり込み度が重要です。同じ参考書を使用するにせよ、順番が違うだけでも、最終的な取得スコアの結果が異なっています。

とにもかくにも過去問に始まり、過去問に終わるを徹底しましょう。

狭く深くやりすぎない

2つ目の社会福祉士試験でNGな勉強法は狭く深くやりすぎないことです。

特に講義系参考書をやりこむ際に注意することです。自分の知らない部分、覚えきれていない部分があると誰しも不安になるものです。

しかし、重要部分ではない箇所も全て覚えようとしてしまうと時間がいくらあっても足りません。社会福祉士国家試験の鉄則は狭く深くではなく、「広くそこそこ深く」です。

頻出度が高・中・低まであるとすれば、高・中をしっかり覚えて、さっさと次の単元に移るという見切りの良さも大事になります。

まとめ

  • 社会福祉士合格には、参考書学習と最低3か月以上の勉強期間確保がポイント
  • 過去問→一問一答→講義系参考書の順でやり込みをすれば合格に近づく
  • 社会福祉士の試験勉強は「広くそこそこ深く」が重要

いかがでしたでしょうか?

社会福祉士の受験勉強はハードなものがありますが、最近は特に勉強が効果に現れやすい作りになっています。ぜひ今回の記事を参考に、合格をつかみ取ってください!

スポンサーリンク

検索

人気の記事

コメント

コメントを残す

*