今度、障害者雇用での就職を考えてるんだ!友達が転職エージェント使ってたんだけど、やっぱ登録した方がいいのかな?
ぶっちゃけメリットしかないので、使わない手はないです。
障害者雇用専門の転職エージェントは大手のパーソルグループをはじめとし、近年急増しています。私自身、10年間支援員をやっていますが、今と昔では利用者も格段に増えた印象があります。
さて、そんな転職エージェントですが、実際にはどんなメリットがあるのでしょうか?
今回は支援者目線で、使った際のメリットを既存の転職情報媒体と比較しながら紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください!
この記事を見れば知ることができること
- 障害者雇用専門の転職エージェントを使うメリット
- 転職エージェントの他媒体と比較しての優位性
- おすすめの障害者雇用専門の転職エージェント
それでは一つずつ見ていきましょう。
目次
障害者雇用専門の転職エージェントとは?

メリットを紹介する前に、みなさんは障害者雇用専門の転職エージェントがどういったものか理解していますでしょうか?
一口に言えば、障害者雇用専門の転職エージェントは、障害者雇用求人を専門に取り扱う転職エージェント全般を指します。
ただ、転職エージェントには以下の二種類あるので、事前知識として知っておきましょう。
障害者雇用専門の転職エージェントの種類
総合型:特定の求人に偏らず、幅広く求人案内を行っている転職エージェント
特化型:在宅勤務やハイレベル求人などの特定求人を多くそろえている転職エージェント
どちらが良い悪いではなく、就活者のニーズによって登録した方が良い転職エージェントは異なります。
自分にとってどんな転職エージェントがフィットしているかは自己分析しておいた方が良いでしょう。
ただ、どちらか一方を選ぶのではなく、総合型・特化型を複数登録している方も多いので、かっちり考えすぎなくてもOKです!
以下の記事で総合型・特化型のおすすめ転職エージェントを紹介していますので、ご覧ください。
→障害者雇用でホワイト企業に就職したい方にオススメする転職エージェント4選
それでは次のセクションから、障害者雇用専門の転職エージェントを利用するメリットを紹介していきます!
メリット① 網羅性が高い

1つ目の障害者雇用専門の転職エージェントを利用するメリットは、網羅性が高いことです。
網羅性が高いって結局どういうこと?
一言で言えば、自分が望む求人の有り無しがすぐにわかりやすくなっているということです。
障害者雇用専門の転職エージェントは基本的にWEB上で登録・求人検索を行う仕組みになっています。
そのため、求人の絞り込みをかければ、自分に興味のある求人が一目でわかるようになっています。
従来の障害者雇用はハローワークで応募を行うことが一般的でしたが、ハローワーク求人は地域の中小企業に寄っていることが多い傾向にあります。
企業によっては転職エージェントにしか求人を出していないこともあり、障害者雇用専門の転職エージェントは、既存の求人雑誌や紹介機関よりも高い網羅性を有している点でメリットがあります。
仮に目当ての求人が少なかったとしても、自分の希望条件では市場に求人が少ないという明確な確認を行えるので、その後の方針を考える手段にもなります。
メリット② 好条件の求人が多い

2つ目の障害者雇用専門の転職エージェントを利用するメリットは好条件の求人が多いことです。
これを目当てに登録するという人は多いのではないでしょうか?
なんで転職エージェントは好条件の求人が多いと言われているので?
企業側が転職エージェント側に報酬金を払ってでも良い人材を集めているので、自然と求人内容の質が高くなりやすいんです。
障害者雇用専門の転職エージェントに掲載している企業は、転職エージェント側に仲介手数料を払うことで求人掲載をしています。求職者からお金をもらうことはないので安心してください。
仲介手数料の内訳はエージェントにもよりますが、求職者の年俸の3分の1前後で設定されているところが多いです。
つまり、求職者一人受け入れるために100万円以上投資をしていることになります。企業規模はどうあれ、安い額ではありません。
その分、高いお金を投資している分、企業側としても早期離職を避けるため、求人条件や受け入れ態勢もしっかり整える企業が自然と多くなる…といった具合です。
一方でハローワークの求人は仲介手数料を取らない(無料掲載)ので、カラ求人やしょっちゅう求人を出しているきな臭い企業も多くなる傾向があります。
ただ、ハローワーク求人の方が、住まいから近い地域に根付いた企業が見られます。転職エージェントの場合はそういった求人が少なくなるため、一長一短ということです。

メリット③ 個別に求人紹介をしてもらえる

3つ目の障害者雇用専門の転職エージェントを利用するメリットは個別に求人紹介をしてもらえる点です。
転職エージェントに登録すると、求人紹介のプロから面談を受けたうえで、オススメの求人を紹介してもらえます。
中には、非公開求人という、対面での面談を通してでしか紹介されない求人も存在しています。
え~、面談てあまり好きじゃないんだけどな~
それでも一回は受けておいた方が良いと思いますよ。自分の転職可能性を探るのにも役立ちますしね。
あまり何回も面談をしたくないという方もなかにはいると思います。
それでも、筆者としては一回は面談を受けておいた方が良いというのが持論です。というのも、面談は求人紹介以上に、自分の市場価値を探れるというメリットがあるからです。
むやみやたらに高い求人に手を出して失敗したり、自分を過小評価しすぎて、ブラック体質の会社に就職したケースを私は今までに何度も目にしてきました。
そういった方に共通しているのは、独りよがりで就活をしている点です。客観的な意見を取り入れないままに就活しているので、企業選びのピント自体がずれちゃってるんですよね。
就活の方向性を聞いているのに、前職の恨みつらみしか言葉に出てこない…という人も少なくありません。
転職活動をしていてめぼしい結果が出ていないという場合は、第三者…特に求人内容に精通しているエージェントに相談してもらうのがオススメです。
もし、希望求人に自分のスペックが足りていない…という場合は就労移行支援事業所などの訓練機関の利用を検討してみても良いでしょう。
→【まとめ記事】就労移行支援事業所の全てがわかる!利用方法・選び方・オススメ事業所が丸わかり!
メリット④ 就労支援をしてもらえる

4つ目の障害者雇用専門の転職エージェントを利用するメリットは就労支援をしてもらえることです。
え?求人紹介だけが支援内容じゃなかったの?
エージェントでは書類添削や面接練習をしてくれるところがありますよ。
障害者雇用専門の転職エージェントのサービスは、単に求人紹介をするにとどまらず、応募にまつわる就労支援をしてくれます。
代表的な支援としては以下が挙げられます。
障害者雇用専門の転職エージェントの就労支援(一例)
- 履歴書・職務経歴書の作成サポート・添削
- その人に合った求人開拓
- 面接練習
- 求人票に乗っていない情報を企業に確認してくれる
- 面接日程の調整
- 内定後の給与交渉
応募書類の作成は自分でできるという方もいるでしょうが、企業との直接交渉はエージェントだからこそ深く行えるというメリットがあります。
私自身、就労支援機関の支援員ではあるものの、求人票以上の給与・雇用形態を引っ張り出すのはなかなかに厳しいと感じるのが実情です。
一方で、転職エージェントは直接求人あっせんをしている機関ということもあり、条件交渉に深く入り込みやすいメリットがあります。
そのため、私のような地域の就労支援機関プラス転職エージェントを利用しているという人は多くなっています。
結局どこがオススメの転職エージェントなの?

ここまで障害者雇用専門の転職エージェントのメリットを紹介してきました。
じゃあ結局どこがいいのよ!?と気になる方もいるかと思います。
率直に言えば、支援も手厚くというのであればランスタッド、掲載求人命という方はdodaチャレンジがオススメです。
どちらの転職エージェントも、求人数やサービスは業界水準以上をクリアしているだけでなく、総合型の中ではサービスや求人数の面で優位性があります。
ランスタッドは求人開拓を積極的にしてくれるだけでなく、担当コンサルタントの入れ替わりが少ないです。また、良いことばかり言うのではなく、企業側の反応を適切に伝えてくれるので、口コミ評価も高いです。
転職エージェントでありつつ、サブ的な就労支援機関としても活用しやすい点でオススメです。
↓ランスタッドへのリンクはこちらから

dodaチャレンジは何と言っても業界最大級の求人掲載数であることがオススメポイントです。
大は小を兼ねるではありませんが、求人数が多い方が転職活動が円滑に運びやすいことは確かです。また、非公開求人が80~90%とうたわれており、面談を行っておくメリットも高いと感じます。
運営元は人材最大手のパーソルグループで、就労移行や特例子会社も開設しており、障害者雇用自体に理解が深い会社であることも安心感があります。
↓dodaチャレンジへのリンクはこちらから

まとめ
- 障害者雇用専門の転職エージェントは総合型・特化型を複数登録してもOK
- 網羅性、好条件求人の多さ、個別の求人紹介、就労支援をしてもらえる点でメリットがある
- ランスタッド、dodaチャレンジが登録エージェントの候補としてオススメ
いかがでしたか?
障害者雇用の転職エージェントは求人紹介以外の役割やサービス、メリットがあります。最近の市場動向に合わせて、こうしたサービスをうまく就活に取り入れていくと、職場のマッチングもはかりやすいと思います。
悔いのない就活になるようお祈りしています!