障害者雇用を知る

【企業向け】障害者雇用でストレスを感じる原因と即できる対処法を紹介!

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障害者雇用社員を積極的にサポートしてるはずなんですが、本人からは配慮不足だと言われます…こっちとしては精一杯のつもりなんですが…

障害者雇用が一般的な世の中になるにつれて、雇用管理で頭を悩ませる会社は日々増えていますね。

障害者雇用では障害当事者はもちろん、企業担当者も悩みを抱えています。企業内での受け入れ態勢が十分でないにもかかわらず、法定雇用率が上がる一方であることが原因の一端となっています。

今後も障害者雇用のあり方について法改正が進む中、手立てを打てない企業はストレスや負担がかかる一方になってきます。

今回はなぜストレスがたまる仕組みになっているのか、障害者雇用でストレスを軽減させる方法はどういったものがあるかを紹介していきます。

お悩みの方はぜひ最後までご覧ください!

この記事を見れば知ることができること

  • 企業担当者が障害者雇用でストレスをためる原因
  • 障害者雇用でストレスを軽減させる方法
  • 雇用管理をする上で活用できる社会資源

それでは一つずつ見ていきましょう。

なぜ障害者雇用でストレスがたまるのか?

まずは、障害者雇用でストレスをためる原因を考えてみましょう!

原因① 職場担当者に負荷が一極集中するから

1つ目の障害者雇用でストレスがたまる原因は、職場担当者にストレスが一極集中するからです。

採用時は人事が企業の上層部と雇用計画を練り上げて、現場の担当者と連携して採用を進めていきます。

ところが、いざ採用後は育成は、一人無いし二人ほどの職場担当者に一任されます。一般の社員であれば、ある程度のOJT期間で独り立ちをする人もいるでしょう。

ただ、障害者雇用の場合はそうではありません。よほど自立している方を除けば、定期的な配慮体制を見直していかなければ、キャリアアップが頭打ちになったり、体調不良に陥ります。

そういったトラブルが生じた場合、職場担当者に負荷が集中してしまい、最悪の場合、職場担当者の方が体調不良になるといった事例も存在しています。

私の前の部署で実際にそういったケースを見てきました…

こうした事態を踏まえ、採用後も職場担当者を孤立させない仕組みがとても重要です!

原因② フィードバックの指標が不透明だから

2つ目の障害者雇用でストレスがたまる原因は、障害者社員に対するフィードバックの指標が不透明だからです。

障害者雇用の場合、障害に配慮した業務をしてもらうため、業務の切り出しを行っている会社は少なくありません。

メリットとしては障害者側、企業側共に適度な負担の元で業務を進められることが挙げられます。一方で、切り出しをしている分、一般社員と評価の尺度が異なってしまう懸念があります。

評価の仕組みも障害者社員用に定量化できていれば良いですが、そうでない場合、評価に不平等が生じえます。

事情を説明したところで、評価を受ける障害者側からすれば、不満のもとになることは想像に難くありません。

不満の矛先が職場担当者に向かうこともあり、ストレスがたまる原因となります。

原因③ 知識不足だと感覚的な関わり方になるから

3つ目の障害者雇用でストレスがたまる原因は、知識不足だと感覚的な関わりになるからです。

障害者雇用の場合、実は入社初期は問題が起こらないことがほとんどです。

難しい仕事を任せないからですか?

それもありますが、何よりも配慮をすることに注意を向けていることが大きいです。

採用初期は、障害者雇用で採用となったエピソードが強く脳裏に働いているため、配慮への意識が障害者・企業側共に強く持っています。

この段階ではお互いに気遣いをしあえるため、人的トラブルなどが起きづらいです。

問題は入社から半年ほど経ち、お互いに慣れてきた段階です。障害への知識が不足していると、「障害ではなく〇〇さんの努力・性格の問題だ」と、ミスを本人の努力不足であると帰結してしまいがちな担当者がいます。

障害者側も「ある程度時間が経っているのだから、自分の特性を理解しているだろう」と期待のハードルが上がっています。

もちろんすべてのミスが障害のせいだと言うつもりはありません。企業担当者の気持ちもよくわかるつもりです。

ただ、障害特性が性格や取り組み方に影響を及ぼしている可能性が否定しきれない以上、一般的な社会人論を障害者雇用であてはめるのは、双方にとってストレスをためる原因にしかなりません。

時間をかけた分、一定の成果を回収したいという心理をコンコルド効果と呼びます。障害者雇用の場合、自分自身がそういった心理状況に陥っていないかを自己点検することが、雇用管理・ストレスマネジメントの上ではとても重要です!

障害者雇用でストレスを軽減する対処法3選

それでは、障害者雇用でストレスを軽減させるための対処法を紹介していきます!

対処法① 支援チームを編成する

1つ目の障害者雇用でストレスを軽減させる方法は支援チームを編成することです。

支援チームとは、障害者が長く仕事を続けていくための支援体制全般を指します。

支援チームは障害者や企業間にとどまらず、外部の就労支援機関も交えることが多いです。

具体的には地域の障害者就業・生活支援センターや就労移行支援事業所などが該当します。詳しくは以下の記事をご覧ください。

障害者就業・生活支援センターとは障害者雇用の何でも屋!働くを楽にするためのサービス内容を総まとめ!

支援チームの利点としては、障害者自身がストレスをため込みがちになることを防ぐだけでなく、職場担当者の孤立化を防ぐ効果があります。

やはり人同士なので、障害者と企業担当者のみでやり取りを続けていくと、個人的感情が入り込み、感情的にもなりやすくなります。

本人たちは冷静のつもりでも主観が入り込みすぎていることは少なくありません。

第三者が介入することで、正確な意見を集約できるため負担の軽減が期待できます。

支援チーム体制を構築して、円滑なコミュニケーションを取っていくのは、効果的なストレス軽減策と言えますね。

対処法② フィードバックの指標をもうける

2つ目の障害者雇用でストレスを軽減させる方法は、フィードバックの指標を明確にすることです。

先ほども述べましたが、フィードバックの指標が不明確だと不満の矛先が企業担当者に行きがちです。そのため、「なぜ正社員になるまで時間がかかるのか」、「どうして業務評価が高いor低いのか」といったキャリアアップの根幹にかかる部分を見える化することが重要です。

ポイントとしては、仕事を切り出している場合、障害者社員専用の評価フォーマットを作成することです。

というのも正社員と同様の人事考課表だと、評価基準が専門的になりすぎてしまい、どうしても評価に偏りが生まれるからです。

キャリアアップは下手すれば人生を左右しかねないデリケートな問題です。もし自分が同じ立場であれば、公平な基準で評価されたいですよね?

障害者が安心して働けることでパフォーマンスが上がり、結果的に職場担当者のストレス軽減にもつながるというわけです。

雇用管理するうえでは手間を惜しまないことが大事なんですね。

そういうことです!スキームを作るのを惜しむ企業は後でしっぺ返しが来ますよ…

定期的な研修を実施する

3つ目の障害者雇用でストレスを軽減させる方法は、定期的な障害者支援に関する研修を受けることです。

私が今まで百以上にわたる会社を見てきた中で感じるのは、ストレスを溜めている企業担当者ほど知識不足であることです。

本人のことをわかっていると言いつつ、結局のところ、「社会人としてイエスかノーか」の尺度で考えてしまうんですよね。

なので、障害者が社会的なマナーに反した行為をしてしまうと、「普通で考えればありえない!」と感じ、ストレスが溜まってしまうといった具合です。

もちろん言いたいことはよくわかります。ついついツッコミたくなる気持ちもわかります。

ただ、一般的な社会人の尺度に適応出来なかったから”障害者”なのであって、彼らも好き好んで失敗をしているわけではありません

研修を通して、彼らがどういった背景で行動するかを知ることで、雇用する心構えを得られます。

もちろん知ったからといって全て解決できるわけではありません。障害者雇用ってそんな甘いものではないですからね。ただ、一種の覚悟にはなるかと思います。

定期的な研修やセミナーは地域の就労支援機関主催の物もあれば、ハローワークで開催されているものもあります。多忙かとは思いますが、一度は参加しておくことをオススメします。

参考:ハローワーク飯田橋「令和4年度障害者雇用促進セミナー」

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まとめ

  • 障害者雇用で企業担当者がストレスをためるのは、負担の集中、フィードバック指標の不足、知識不足が原因
  • 支援チーム構築、評価基準の見える化、定期的な研修参加がストレス軽減に効果的
  • 研修・セミナーは地域の就労支援機関以外にハローワークでも開催している

いかがでしたか?

企業担当者に求められるのは専門的な知識はもちろんですが、どちらかといえば障害者に寄り添う姿勢や手間を惜しまない対応が重要であることが分かったかと思います。

企業担当者の姿勢は障害者はもちろん、社内の関係者の目にも良くも悪くも触れることになります。自分自身が気持ちよく仕事をするためにも、今回の記事を参考にしてもらえると嬉しいです。

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