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障害者雇用でも一人暮らしはできる!知るべき社会資源を総まとめ!【経済面・精神面・生活面が大事】

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障害者雇用で働いている身だけど、いずれ一人暮らしがしたい!自分みたいな人でも一人暮らしってできるの??

障害者雇用でも一人暮らしで生活している人は数多くいますよ!お金や生活面をしっかり見直していきましょう。

障害者雇用で働きながらでも一人暮らしをしたいという方は多いと思います。しかし、お金や生活面の課題に直面して断念していると言う方も少なくありません。

今回は、実際に一人暮らしをしている障害者に共通している生活のコツを紹介していきます。一人暮らしを考えている方はぜひ最後までご覧ください。

この記事を見れば知ることができること

  • 一人暮らしをするだけのお金をまかなう方法
  • 一人暮らしをする際のメンタルケア方法
  • 楽しく一人暮らしをするための生活管理方法

それでは一つずつ見ていきましょう。

一人暮らしするなら経済面・精神面・生活面の3要素を見直そう

障害者雇用で一人暮らしを考えている人は、経済面・精神面・生活面の3要素を見直す必要があります。

一人暮らしにハードルがあるという方は、たいてい3つの内のどれかでつまづいている方がほとんどです。

<一人暮らしの三大要素>

経済面=日々の生活費分の収入が得られていたり、家計管理ができているかどうか

精神面=一人で暮らす上でのメンタルケアや体調管理ができているかどうか

生活面=炊事洗濯や余暇活動をもうけることができているか

よくある不安として経済的な面ばかりがあがりますが、それ以外に精神的なケアや日々のリフレッシュ方法などを確立することも非常に重要です。

心身のケアをおろそかにすると、日々の仕事にも影響が表れ、結果的に経済面で悪影響を及ぼします。経済・精神・生活の3要素はそれぞれ3すくみの関係であると心得ておきましょう。

経済面

障害者雇用で一人暮らしをするための第一の要素は経済面です。

おそらく最も多くの方が心配な要素として挙げられる要素かと思います。というのも障害者雇用は平均月収が一般求人よりも低い傾向にあります。

民間給与実態統計調査(令和元年分)障害者雇用実態調査(平成30年度分)によると、健常者の平均月給は30.6万円、障害者は平均で14.6万円という差になっています。これでは、障害者雇用では一人暮らしできないという認識になってもおかしくありません。

しかし、障害年金や障害者雇用でのキャリアアップを狙えば、障害者雇用でも一人暮らしをすることは可能です。

障害年金の活用

千葉障害年金相談センター

1つ目の障害者雇用で一人暮らしをするための収入確保の方法は、障害年金の活用です。

障害年金は病気やケガで仕事・生活に支障がでている方に支給される年金の一種です。一人暮らしを考えている人であれば一度は聞いたことがあるかもしれませんね。

障害年金は、障害基礎年金と障害厚生年金の二種類があります。初診日(≠年金申請時)にどの年金に加入していたかで受給できる障害年金の種類が異なります。

知的障害、身体障害など先天的にわかりやすい障害の場合は障害基礎年金、社会人になってから障害があることがわかった場合は障害厚生年金になるケースが見受けられます。

障害年金1級はほぼ重篤な症状の方が支給対象として想定されます。障害者雇用で働いている方を想定した場合、障害基礎年金2級か障害厚生年金3級の支給が現実的なラインでしょう。

なお、障害基礎年金2級を例に挙げると、2か月1回の支給で13万円(月換算で6.5万円)となります。

一か月換算で6.5万円ももらえれば、障害者雇用であっても一人暮らしできるだけの収入源が確保しやすいですね♪

障害年金の支給方法や取りやすくするためのコツは以下の記事で紹介しています。ぜひ見てみてください。

手帳無しの精神障害でも障害年金は取れる!誰も言わないリアルなメリット・デメリット教えます

障害者雇用でのキャリアアップを狙う

2つ目障害者雇用で一人暮らしをするための収入確保の方法は、障害者雇用でのキャリアアップです。

障害者雇用=収入があがらないというイメージを持たれている方も多いかもしれませんが、そんなことはありません。近年では働きかた改革の影響で、同一労働同一賃金が進められています。

同じレベルの業務をしていれば、障害の有り無しを問わず、同じだけの給与を与えなければいけないということです。また、キャリアアップの制度がある場合、障害があるというだけでチャレンジする機会を取り除いてはいけないことになっています。

つまり、正社員登用制度のある会社なら障害者雇用でもキャリアアップのチャンスはあるということになります。近年では都内を中心に正社員求人も多くなってきています。

もし経済的な心配を取り除きたい方がいれば積極的にチャレンジしていっても良いでしょう。また、体力的な心配がある方はリモートワークが認められる会社に就職することをオススメします。

キャリアアップ制度が整っている企業への就職には、障害者雇用専門の転職エージェントを活用すると求人が見つかりやすいです。

以下の記事でオススメ転職エージェントを紹介しています。参考にしてみてください。

障害者雇用でホワイト企業に就職したい方にオススメする転職エージェント3選

セミオープン就労で高条件の求人を狙う

3つ目の障害者雇用で一人暮らしをするための収入確保の方法は、セミオープン就労で高条件の求人を狙うことです。

セミオープン就労は、障害を一部の人に限定して伝えて就労を行う方法です。

障害を伏せて一般枠で応募を行い、面接選考の段階ではじめて障害をオープンにする方法が一般的です。障害があることは企業の採用担当もしくは一部の管理職レベルにまで留めておいてもらいます。

まさに「セミオープン」の名の通り、半分は開示してもう半分は伏せるという働きかたです。そのため、厳密的には”障害者雇用での”一人暮らしにはあたりません。

とはいえ、セミオープン就労でも障害への配慮をもらえる可能性はあるため、一人暮らしをする上での一つの手段として知っておくに越したことはありません。

ただ、はじめから障害者を受け入れる予定のない会社に飛び込むわけですから、人一倍、障害特性の具体的な説明や配慮点のすり合わせを入社前にしておかなければなりません。

何社か落ちることも見越して就活することも覚悟しておく必要があります。

セミオープン就労については、以下の記事でも詳しく取り上げています。

障害者雇用の裏技「セミオープン就労」について迫る【障害を開示しつつ高条件求人にチャレンジ可能】

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精神面

障害者雇用で一人暮らしをするための第二の要素は精神面です。

一人暮らしだと、自分の体調や心理面のケアをしてくれる人は自分以外に誰もいなくなります。仕事やプライベートで生じたストレスケアを徹底してできる自信のある方は問題ありません。

ただ、今まで家族の協力を得ながら精神面のケアを行ってきた人は、引き続き第三者の協力を得た方が安心感のある一人暮らしを送ることができます。

医療機関への定期通院を行う

1つ目の障害者雇用で一人暮らしを送る上での精神面のケア方法は、医療機関の定期通院を行うことです。

精神面の変動は自分では自覚できないと言うケースも少なくないです。特に一人暮らし後は、外部の専門家である医者に定期的に体調をチェックしてもらう取り組みが重要になります。

精神障害の方を中心に、すでに医療機関への定期通院を行っている方にとっては、「何を当たり前のことを…」と思われるかもしれません。

しかし、医療機関ならどこでも良いわけではありません。精神科を中心とした医療的なケアは主治医によって大きく左右されます。

じっくり話を聞いてくれる先生もいれば、断定的な口調で方向性を提示する先生もいます。とにかくクセがある先生に当たってしまうリスクは否定できません。

できれば同じ医療機関に通える範囲内での転居が望ましいところですが、遠方への転居をされる方もいるかと思います。 そういった場合は、転居先となるエリアの医療機関について情報収集をしておきましょう。

どれくらいの数の病院があるのか、口コミの評価はどうか、自立支援医療が使える病院か…といった具合です。

ただし、口コミは主観的なものも多く含まれているため、あまり鵜呑みにせず、医療機関に足を運んで確認することをオススメします。

支援機関と定期面談を行う

2つ目の障害者雇用で一人暮らしを送る上での精神面のケア方法は、支援機関と定期面談を行うことです。

支援機関では医学的な処方などはしてもらえません。その代わり、定期面談の場でじっくりと自分の話を聞いてもらえます。医療機関ではいわゆる5分診療が一般的であるのに対し、支援機関では一時間ほど時間を割いてもらうことができる点でメリットがあります。

一人暮らしだとだれかに愚痴をこぼすことができなくなり、不満をため込みがちになります。第三者に話をすることで心理的なストレスを緩和する効果が期待できます。

なお、支援機関には大きく分けて就労支援機関と生活支援機関があります。

就労支援は企業との間に介入してもらい、働きやすさを向上するための各種支援を行ってもらえます。対して、生活支援は余暇や日々の生活面に関しての各種相談やサポートを行ってもらえる機関の紹介をしてくれます。

自分が就労面・生活面どちらで精神的な変化が生じやすいかで使い分けると良いでしょう。

就労支援機関の代表例

障害者就業・生活支援センター

参考記事:障害者就業・生活支援センターとは障害者雇用の何でも屋!働くを楽にするためのサービス内容を総まとめ!

生活支援機関の代表例

基幹相談支援センター

参考記事:基幹相談支援センターとは生活支援の専門相談機関!【生活困窮から引きこもりまで何でも対応】

生活面

障害者雇用で一人暮らしをするための第三の要素は生活面です。

生活面は主に家事や家計管理、休日の余暇活動が挙げられます。特に男性は炊事洗濯などは苦手な方もいるかもしれませんのでチェックしておきましょう。

家事習慣を見直す

1つ目の障害者雇用で一人暮らしを送る上での生活面の重要点は、家事習慣を見直すことです。

まず代表的な家事を紹介します。

  • 掃除

掃除機をかける、雑巾がけ。お風呂・トイレ・キッチン・洗面台など水回りの掃除。玄関掃除や窓ふきなど。

  • 洗濯

衣類を仕分けして洗濯、洗濯物を干す。乾いたら取り込んでたたむ。アイロンがけ。

  • 炊事

献立作り、買い物、調理、食後の食器洗いなど。

  • 片付け・整理整頓

収納、季節ごとの衣替え。

  • ゴミ捨て

ゴミを分別してゴミ袋にまとめ、回収日にゴミ置き場に出します。

  • 保守・管理

電球の交換、壊れたものの修繕、庭の手入れなど。

引用:For your LIFE

実家でもやってたし余裕!と思う方もいるかもしれません。しかし、毎日続けるとなると相応の負担がかかります。ましてや障害者雇用で働きながらの家事は、 想像以上に体力を使います。

ポイントとしては「適度に手抜き」、「外部サービスに頼む」ことです。

たとえば、掃除などは毎日きっちりやらなくても大丈夫です。週末にまとめて行いさえすれば、一人暮らしであればそこまで汚れはたまりません。

また、炊事などは毎日手作りでなくても、うまくスーパーの総菜や冷凍食品を活用しましょう。

最近では、生協の宅配サービスなどで、不在時であっても食材や生活用品を配達してくれるサービスがあります。こうした外部サービスを活用することで買い物の手間を減らせるため、時間の節約にもつながります。

自分が苦手な部分は頻度を見直したり、業者のサービスを活用することで補うようにしましょう。

参考:コープ・生協の宅配

余暇の趣味を作る

2つ目の障害者雇用で一人暮らしを送る上での生活面の重要点は、余暇の趣味を作ることです。

たかが趣味というなかれ。余暇の活動でメリハリを付けられるかで、仕事へのモチベーションが大きく左右されます。

特に一人暮らしで無趣味の場合、仕事と家の往復で毎日が過ぎていくため、次第に心に張りが生まれなくなります。障害者雇用であってもなくても、仕事は人生の一部に過ぎません。

食べ歩きでも何でも構わないので、自分なりの楽しみを見つけることで、「週末の趣味のために仕事を頑張る」という思考が生まれやすくなります。

結果的に仕事へのモチベーションアップ→生産性向上につながり、経済的な面でも良い結果が生まれます。

ちなみにエドガワはラーメン食べ歩きと銭湯めぐりが趣味です笑

まとめ

  • 障害者雇用をしながらの一人暮らしは、経済面・精神面・生活面がポイント
  • 経済面を安定させるには、障害年金の活用や、キャリアアップ、セミオープン就労がオススメ
  • 精神面の安定には、医療機関や支援機関への定期面談で第三者の目線からフィードバックをもらう
  • 生活面の安定には、家事の見直しや余暇の趣味づくりがオススメ

いかがでしたでしょうか?

一人暮らしは不安なこともありますが、自分一人で好きに過ごせる楽しみの方が多いです。

障害者雇用でも一人暮らしができるので、今回の記事を参考にぜひトライしみてくださいね!

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