障害者雇用で転職したいんだけど、オススメの求人サイトはないかな?
障害者雇用で転職したいなら、ぜひエージェントを活用しましょう!ひと昔前では考えられないくらい障害者求人が増えてきていますよ!
障害者雇用の求人紹介先はハローワークが主体でしたが、近年は障害者雇用専門の転職エージェントが増えてきています。その分、どの転職エージェントに登録すれば良いか迷いがちになります。
今回は、現役の就労支援員である筆者が、オススメの転職エージェントを3つピックアップしました。ぜひ参考にしてみてください。
この記事を見れば知ることができること
- 障害者雇用専門の転職エージェントの種類
- オススメの転職エージェントとその理由
それでは一つずつ見ていきましょう。
Contents
障害者雇用における転職エージェントの種類
まずは、障害者雇用における転職エージェントにはどういった種類のものがあるかを整理していきます。
障害者雇用専門の転職エージェントは総合型と特化型の二種類に分けられます。
総合型
総合型は特定の求人に偏らず、幅広く求人案内を行っている転職エージェントです。
傾向としては特化型に比べて多くの求人数であることが特徴として挙げられます。また、大手企業が運営している傾向があるため、フォロアップ体制も充実しています。
求人数が多いと言うことはその分、正社員求人も充実している傾向が高まります。どのような働きかたでいくかが明確に決まっているという方であっても、総合型のエージェントには最低1つは登録しておくと良いでしょう。
そもそも障害者雇用にはどういった求人があるのか?というリサーチにも役立ちます。
<総合型のメリット>
- 求人数が多いので正社員狙いの方や求人リサーチをしたい方にオススメ
- 大手企業が運営していることもあり、フォローアップ体制が整っている
特化型
特化型は在宅勤務などの働きかたに特化した求人を多くそろえているエージェントを指します。
時短勤務や在宅勤務など、最新のトレンドを取り入れた求人特集を組んでいるエージェントもあります。自分の働きかたが明確な人にとってはまさにうってつけの転職エージェントと言えるでしょう。
また、障害種別に特化した求人特集を組んでいることもあるため、障害に理解のある会社で働きたい方はぜひ登録しておくことをオススメします。
総合型とも違うメリットがあるんだね。どっちを登録すればいいのかな?
転職エージェントの登録は一つに絞る必要はないですよ。総合型、特化型を1つずつ登録しておけば、良い求人を見逃しにくくなると思います。
<特化型のメリット>
- 障害種別に特化した求人もあるため、障害理解のある会社に就職したい方にオススメ
- 在宅勤務などの最新のトレンドを組み入れた求人が豊富である
いよいよ次のセクションからは総合型、特化型からオススメのエージェントを4つ紹介していきます!
オススメ① きめ細やかさと信頼性ならランスタッド

まず総合型の転職エージェントとしては何と言ってもランスタッドがオススメです!
後に紹介するdodaチャレンジと比較するとやや知名度は劣りますが、転職エージェントでありながら、就労支援機関とそん色のないきめ細かな対応をしてもらえます。
今回は口コミ情報を得ることができたので、それを基にメリットを紹介していきます!
熱心に求人開拓をしてもらえる
1つ目のランスタッドのメリットは熱心に求人開拓をしてくれる点です。
さっそく口コミを見ていきましょう。
ランスタッドの求人開拓サポート
- 未経験のため、他社ではあまり求人紹介してもらえなかったが、ランスタッドでは気になる企業への確認や求人の開拓も行ってくれて就職することが出来た
- 年齢的に応募できる求人が少なかったが、地方拠点のネットワークを駆使して求人を見つけてくれた
ランスタッドの特徴として、求人開拓に積極的な点が挙げられます。大手エージェントと比較した際に、求人数で劣る分を、一人ひとりへの求人開拓で補っていることが伺えます!
求人開拓の場合、利用者のひととなりを詳細に説明を行わなければ開拓自体ができません。そのため、求人開拓の上で求人紹介をしてもらえた段階で、書類選考まではパスできる確率が高くなる傾向にあります。
キャリアやスキルに不安がある方にとっては見逃せないメリットですね♪
求人紹介が難しい理由も正直に伝えてくれる
2つ目のランスタッドのメリットは、求人紹介が難しい場合でも理由を明確に伝えてくれる点です。
え?求人紹介が難しい理由を教えてもらえてもへこむだけじゃないの?
とんでもない!もちろん理由によっては落ち込むかもしれませんが、採用に至らない理由を教えてもらえるのは就活するうえでめちゃくちゃメリットですよ!
こちらも口コミを見てから解説していきます。
他者では書類を出して音沙汰が無かったが、ランスタッドでは精神障害者の受入れ経験が無いなど、企業側が求人紹介に難色を示していた理由を明確に伝えてくれて納得できた。
ランスタッドでは、企業側の反応を利用者に伝えてくれる場合があります。
企業側の良い反応を利用者に明確に伝えるのはエージェントとしては当たり前のことです。それよりもはるかに重要なのは、難しい点や課題点を利用者に伝えたうえで、今後の就活につなげることです。
お互いに軋轢が生まれるから…ということで当たり障りない対応をされていては、利用者側はいつまでも的外れな努力を強いられる恐れがあります。
その点、ランスタッドでは企業側の反応を明確に伝えてくれるため、適切な就活方針が立ちやすく、他社よりも優位性があります。
支援機関並みのサポートしてくれる
3つ目のランスタッドのメリットは、支援機関並みのサポートをしてくれる点です。
まずは口コミを紹介します!
ランスタッドの就労サポート
- 面接対策(文字添削、WEBでの模擬面接)を安心できるようになるまでやってもらえて、考えの整理やポイントの理解ができ、自信をもって面接に臨めた
- 仕事が忙しくなって無理が生じた際にはすこし休憩の期間を設けることを提案してくれた、どんどん売り込むのではなく、自分(求職者)のペースで進めるようサポートしてくれて信頼できた
- 担当コンサルの入れ替わりがほとんどなく、入社後も長くお付き合いする、中には10年以上のお付き合いの方がいる(コンサルタント)
この口コミを見た時の感想としては、「もはやエージェントというより、支援機関だな~」というものでした笑
通常、転職エージェントは就職後に関係が切れるパターンがほとんどです。一方でランスタッドの場合は就職後のみならず、再就職の場合も同じエージェントに担当してもらえます。
この構図は、地域の就労支援機関(障害者就業・生活支援センターなど)の支援形態に近いものがあります。
つまり、ランスタッドは、転職エージェントの利点である求人紹介と、地域の就労支援機関の利点であるケースバイケースの支援のハイブリッド型の転職エージェントであると言えます。
もし別のエージェントも利用するという場合であっても、ランスタッドのサービスもベンチマークとして一度体験しておくことをオススメします。
大手よりもきめ細かく対応してくれるんだね!
中堅規模のエージェントだからこそ、一人ひとりへのフォローが行き届きやすいかもしれませんね♪
なお、精神障害の方は一都三県(東京・神奈川・千葉・埼玉)にお住みの方のみサービス対応となります!くれぐれもご注意ください。
ランスタッドへの登録は以下のリンクからどうぞ!

オススメ② 正社員狙いならdodaチャレンジ

正社員求人にチャレンジしたいならdodaチャレンジがオススメです。
dodaチャレンジは人材最大手企業であるパーソルが運営している障害者雇用専門の転職サイトです。総合型のエージェントに分類される中でも、最も主要な転職エージェントと言えます。
求人案件数が最多
dodaチャレンジのメリットは求人数が多いところです。
求人数 | |
dodaチャレンジ | 約5,000件(9割が非公開求人) |
atGP | 約2,000件(8割が非公開求人) |
ランスタッド | 約600件 |
求人保有数には時期によって上下があるものの、圧倒的な差で他社をリードしています。
でも非公開がほとんどってことは応募できないんじゃないの?
非公開は受けられないという意味ではなく、カウンセラーの紹介を通して応募する求人ってことです。dodaチャレンジはカウンセラーとの面談を行った方が求人数のメリットを最大限に活かせます。
障害理解に深い社員がいる
次のdodaチャレンジのメリットは、障害理解に深い社員がいることです。
パーソルグループはdodaチャレンジ以外にもミラトレ(就労移行支援事業所)やパーソルチャレンジ(特例子会社)など、複数の障害福祉企業・サービスを展開しています。
つまり、障害者雇用に精通・経験している社員の絶対数が他者より多い傾向にあります。トップページにも「障害特性別の専門スタッフでご支援」と記載があり、支援には自信を持っていることがうかがえます。
障害特性を理解しながらカウンセリングしてほしい方は、特にdodaチャレンジの利用はオススメです。
正社員案件が多い
3つ目のdodaチャレンジのメリットは正社員案件が多いところです。
日立やジョンソンエンドジョンソンなど、国内トップクラスの有名企業の求人を紹介しています。何と言っても運営母体がパーソルのため、他社とのパイプがそもそも段違いに太いです。
もし障害者雇用でキャリアアップを考えている方であれば、総合型エージェントのdodaチャレンジは登録をオススメします。
dodaチャレンジへの登録は以下のリンクからどうぞ!

オススメ③ 障害理解のある会社狙いならatGP

障害理解のある会社への就職を目指すならatGPがオススメです。atGPは人材会社であるゼネラルパートナーズが運営している転職サイトです。
テーマ別求人を多く取り扱っている一方、求人数自体が他社平均よりも多いため、総合型と特化型のハイブリッドタイプと言えます。
テーマ別の求人特集がある
atGPの代表的なメリットは、何と言ってもテーマ別の求人特集が豊富な点です。
トップページにも特例子会社や在宅勤務など、テーマに沿った特集を掲載しています。正社員求人などは求人数の差からdodaチャレンジに軍配が上がるものの、特化型求人の検索しやすさはatGPが優位と言えるでしょう。
こうしたテーマ別求人は、「こうした働きかたで働いていきたい」と明確にビジョンが決まっている方にはとても助かるサービスです。
ブランドよりもワークライフバランス重視の人は、特にatGPのメリットを享受しやすいでしょう。
障害への配慮が得やすい求人が多い
次のatGPのメリットは障害配慮が得やすい求人が多い点です。
運営母体であるゼネラルパートナーズは、就労移行支援事業所だけで6つもの事業所を展開している企業です。それぞれ、精神、発達、難病など障害別に応じた就労移行支援を行っています。
障害者支援ノウハウが豊富であるという背景から、企業の障害者雇用部門の立ち上げから関わっているケースがあります。
私自身もatGPが立ち上げから介入している企業に、連携して支援に入ったことがあります。
立ち上げから企業に介入している方が、配慮の申し出がしやすい環境づくりがされています。atGPに登録しておけば、障害理解がされている非公開求人の紹介をしてもらえる可能性があるのは見逃せない点でしょう。
地方求人も多い
3つ目のatGPのメリットは他社と比べて地方求人も多い点です。
在宅勤務が徐々に認知されてはいるものの、まだまだ出勤しての仕事がメインストリームであることには変わりません。地方在住者の最大のデメリットは求人そのものが少ないことにあります。
求人数の少なさをカバーする意味でもatGPに登録するメリットは大きいでしょう。
atGPへの登録は以下のリンクからどうぞ!

オススメ④ ハイクラス転職を狙いならトゥモローブライト

高年収企業への就職にチャレンジしたいならトゥモローブライトがオススメです。
トゥモローブライトはハイクラス転職の求人を中心に取り扱っている特化型の転職エージェントになります。
トップページに「キャリアコンサルタントの交渉力を活用し、障がい者の年収や待遇のミスマッチを解決することを約束いたします。」というメッセージがあり、わかりやすくハイクラス転職に特化していることを印象づけています。
ハイクラス求人が揃っている
トゥモローブライトのメリットは何と言ってもハイクラス求人を取り揃えていることです。
名だたる上場企業が求人例としてラインナップされています。障害者雇用の平均年収は健常者よりも目減りする場合がほとんどです。
しかし、トゥモローブライトの場合は年収400万円以上の求人が全体の70%を占めており、健常者と比べてもそん色のない求人を取り扱っています。
ハイクラス求人にチャレンジしたい方にとっては、とてもニーズのあるエージェントですね。
就職サポートが手厚い
トゥモローブライトは土日夜間でも転職相談ができることをウリにしています。
こうした就職のサポートが手厚い点は、ハイクラス求人を狙う場合は非常に重要です。というのも、「障害者雇用なのにハイクラス求人がある」ことに目がくらみがちな人の中には、自分の実力をないがしろにしてしまう方が含まれているからです。
当たり前のことですが、ハイクラス求人に転職して長く働くには、相応の実力が必要です。この点については、健常者も障害者も変わりません。
高い求人を狙うこと自体は全く問題ありません。しかし、客観的なアドバイスをもらわずに求人応募をすると、結果が伴わなかったり、よしんば就職しても仕事についていけないリスクがあります。
そうした事態に直面しないためにも、トゥモローブライトのように土日でも相談に乗ってもらえるサービスはとても貴重と言えるでしょう。
トゥモローブライトへの登録は以下のリンクからどうぞ!
まとめ
- 障害者雇用専門の転職エージェントには総合型と特化型がある
- 熱心な求人開拓や、きめ細やかなサービスを希望する方はランスタッドに登録しよう
- 正社員狙い、求人数重視の方はdodaチャレンジに登録しよう
- 障害理解があり、ワークライフバランスを重視する会社に就職したい方はatGPに登録しよう
- ハイクラス転職を希望していて手厚いサポートを受けたい方はトゥモローブライトに登録しよう
いかがでしたでしょうか?
転職エージェントは一見するとどこも同じように見えがちです。しかし、細かに特徴を比較していくと、それぞれメリットが異なることがわかります。どこが一番良いかは、自分がどのように働きたいか、生きたいかによって左右されます。
今回の記事を参考に、悔いのない就活を進めていってください♪
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