障害者雇用を知る

【2022年版】障害者雇用でおすすめな企業7選【本当のホワイト企業はここだ!支援員目線で解説】

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障害者雇用で企業に応募する場合、どんな企業がおすすめなんだろう…情報が少なすぎてわからないよ…

企業選びは失敗したくないですよね。障害者雇用だと情報が少なくてどう選べばよいかわかりづらいと思います。今回は支援員目線でおすすめ企業を紹介していきますよ!

障害者雇用の場合、一般的な就活と異なり、外部に出る情報量が圧倒的に少ないです。そのため、どうしたら良い企業に巡り合えるのか不安になる方も多いです。

今回は企業選びの軸を紹介するとともに、支援員目線でおすすめだと感じる企業をピックアップしたいと思います。障害者雇用に興味を持っている方は必読の内容です!

この記事は以下の人におすすめ

  • 障害者雇用でおすすめの企業が知りたい方
  • どのように企業を選べばよいかがわからない方
  • おすすめ企業にエントリーするにはどうしたら良いか知りたい方

今回の記事を見れば、それらの疑問を解決できます。

この記事を見れば知ることができること

  • 障害者雇用のおすすめ企業の基準
  • 現役支援員の観点からおすすめする企業
  • おすすめ企業にエントリーするための方法

それでは実際に見ていきましょう。

障害者雇用におけるおすすめ企業の定義とは?

さっそくおすすめ企業を紹介していきたいところですが、そもそもどういった企業をおすすめと指すかわからなければ、語りようがありません。

ずばり、以下の3点を満たす企業が障害者雇用におけるおすすめ企業です。

<障害者雇用でおすすめの企業の定義>

  • 社員の定着率が高い
  • 障害者社員雇用率が高い
  • キャリアアップ制度が整っている

ひとつずつ見ていきましょう。

社員の定着率が高い

おすすめ企業を語る上で外せないのが、社員の定着率が高い企業です。定着率は離職率が低い会社とも言い換えられます。よく転職サイトとかで「3年以内離職率」など記載されているのを見る人は多いと思います。

障害者雇用の場合、離職率が書かれていないことが多いんだけど、どのように判断すればいいの?

良い質問ですね!そういった場合、健常者の離職率を参考にすれば大丈夫です。

健常者の離職率が低いということは、会社全体の雰囲気が良好である可能性が高いです。

健常者社員がしんどそうに仕事をしている企業は、障害者に対して余裕ある態度で対応ができないリスクがあります。逆に、健常者社員が活き活きと働いていれば、障害者に対してのメンタルケアを行う余裕が生まれ、結果的に定着率向上につながります。

近年では新型コロナウイルスの余波を受けて、テレワーク雇用が広がりを見せています。社会情勢に合わせて働きかたを選択できる企業も、定着率の面ではおすすめ企業と言えます。

また、定着率を上げるためには障害者自身が合理的配慮をしっかりと伝える必要があります。合理的配慮の伝え方については、以下の記事を参考にしてみてください。

障害者雇用で合理的配慮を得る方法教えます【知らないと危ないです】

障害者社員雇用率が高い

次におすすめの企業は障害者の雇用率が高い企業です。

雇用率が高い=良い企業だと断定することはできません。しかし、雇用率が高いということは、多くの障害者を受け入れた実績とノウハウがあることの裏付けになります。

特に仕事でスキルアップを目指している方は、雇用率が低い会社に応募する場合は要注意です。法定雇用率スレスレの企業は障害者社員を法定雇用率を充足する存在として捉えているケースが多いです。そのため、キャリアアップまで想定して業務を構築していません。

また、日本企業は前例のない取り組みには抵抗がある場合が多く、障害者のキャリアアップなどの新しい取り組みに対しては、動きが硬直的になりがちです。

もちろん雇用率が低い企業にも良い企業はたくさんあります。しかし、前情報が少ない段階では雇用率も意識して企業のピックアップをしておくことを勧めます。

障害者雇用率が高い企業に関しては、以下を参考にしてみてください。2021年に東洋経済オンラインにて特集された障害者雇用率の高い上位100社をランキングにしたものです。

東洋経済オンライン
東洋経済オンライン

もし、雇用率を公表していない企業に応募する場合は、他にも障害者社員はいるかを面接の時に聞いてみると良いでしょう。同じ部署内に障害者社員が在籍していれば、障害者の受け入れ・指導経験があることの裏付けになります。

キャリアアップ制度が整っている

最後におすすめの企業はキャリアアップ制度が整っている企業です。

代表的なものとしては正社員登用制度、社内勉強会・研修制度への参加などが挙げられます。特にキャリアアップはしたくない…という方も多いとは思いますが、人間は心変わりする生き物です。

実際に勤務して仕事に慣れていくと、仕事をうまくこなすことができた分の対価を求めたくなるものです。その際にキャリアアップ制度が構築していない企業の場合は、業務や給与が据置きのままとなるため、モチベーション維持が難しくなります。

いざ自分の気持ちが切り替わった時の選択肢として、制度が構築されている会社を選ぶに越したことはありません。

障害者雇用でおすすめの企業7選

それでは、おすすめ企業を紹介していきます。障害者雇用率ランキングに掲載された企業から厳選して紹介していきます。

障害者と共に働く意識が強いと言う観点から、特例子会社ではなく、企業本体で積極的に障害者雇用を行っている企業を取り上げています。

エイベックス

おすすめポイント

  • 契約社員やアルバイトからの障害者社員に対して正社員登用実績あり
  • コアタイム無しのフレックスタイム制で精神・発達障害にとっても働きやすい

エイベックスは”志”チャレンジ採用と称し、障害者社員の受け入れを積極的に行っています。注目すべきはコアタイム無しのフレックスタイム制を取り入れている点です。通院配慮が必要な方や、ADHD傾向が強く時間管理が苦手な方への配慮がされやすい点が特徴と言えますね。

業務内容は、一般事務、現場アシスタント業務(資料作成、伝票起票、ファイリング、庶務)とされています。就業場所は東京の南青山本社か八王子サテライトオフィスのどちらかとなります。

エイベックス“志”チャレンジ採用

ファーストリテイリング

おすすめポイント

  • 全国採用を行っており、地方在住者であっても応募が可能
  • 店長・社員向けに障害者の理解促進をはかる「障がい者雇用研修」を実施しており、障害者への理解度が高い

言わずと知れたユニクロを展開している日本を代表するアパレルメーカーです。ファーストリテイリングは1店舗に1人以上の障害者採用をモットーとしており、障害者の雇用率が高いです。また、ただ障がい者雇用研修を実施して理解促進をはかっており、雇用の質も高いものがあります。

実際に私も支援で携わったことがありますが、冷静にその方と向き合ってくれる店長が多かった印象があります。ファーストリテイリングはハローワークで求人が出されていることが多いです。詳しくは最寄りのハローワークで求人内容ご確認ください。

FAST RETAILING DIVERSITY & INCLUSION

LITALICO

おすすめポイント

  • 障害福祉サービスを展開している企業のため、配慮が求めやすい
  • 就労支援員の募集を行っており、ピアサポーターとしての道が開ける

LITALICOは就労移行支援事業所などの障害福祉サービスを展開している福祉系企業です。すでに知っているという方も多いのではないでしょうか

LITALICOは何と言っても障害福祉系の企業であるため、配慮が求めやすい点にあります。そもそも一緒に働く社員が障害福祉の支援員となるため、理解は得やすいでしょう。

また、障害者雇用であっても就労支援員として募集を行っています。ピアサポーターとして支援員としてキャリアを踏み出したいという方にはおすすめの企業です。

月収も250,000円~350,000円 (年収:325万円~500万円)で、賞与も年2回あります。障害者雇用の中でも高水準な給与体系も魅力の一つです。ただ、支援員としての業務そのものはストレスがかかる職種であるため、応募に際しては周りの意見も参考にすることをすすめます。

LITALICO(atGP求人ページ)

オムロン

おすすめポイント

  • 担当職種が多岐にわたり、リーダー業務を任せてもらえるため、キャリアアップがのぞめる
  • 1972年から障害者雇用に力を入れており、障害特性への理解が深い

オムロンは体温計や体重計で有名な健康機器メーカーです。オムロンは障害者雇用という言葉が一般的になるはるか前から障害者の雇用に取り組んでいます。障害者の能力開発には積極的に取り組んでいる裏付けとして、様々な職種に障害者を配置しています。

事務系の企業では、障害者は事務補助など健常者と切り分けての採用であることが多いです。オムロンは職種・業種の境目が無く、健常者と同様のキャリアを歩むことができます。リーダーなどの管理職に就いている社員もいるようです。

もちろん、相応の能力は求められると思いますので留意が必要です。

オムロン 障がい者採用サイト

資生堂

おすすめポイント

  • 総合職、特定職、地域限定職など、幅広いカテゴリーの職種から正社員採用を行っている
  • ブランドマーケティングといった専門性の高い職種にも求人を出している

大手化粧品メーカーである資生堂も障害者雇用に力を入れています。

資生堂の特徴としては、正社員求人を多く出しており、キャリアアップを目指す方にはうってつけの企業です。ブランドマーケティングといった企画系職種に対しても求人を出しています。賞与も年3回と高条件です。

どの職種も英語ができれば尚可とされており、英語を活かした仕事をしたい方にはおすすめしたい企業です。

エフピコ

おすすめポイント

  • 基幹業務において正社員雇用をしており、特に知的障碍者の雇用に力を入れている
  • 親の会「あひるの会」から雇用が始まっており、障害理解が深い

エフピコは食品トレーの専門企業であり、業界内ではトップシェアを誇っています。

エフピコのおすすめポイントは何といっても、知的障害者の正社員登用に力を入れている点です。

今までに紹介した企業で正社員登用をされているのは、専門技能を身に着けた精神・発達障害などがターゲット層となっています。対して、エフピコは約9割が知的障害者で占められています。

また、安易に特例子会社をつくって障害者社員を当て込むのではなく、しっかりと企業本体で採用をしている点も見逃せない点です。

エフピコ 障がい者雇用

ダイキン工業

おすすめポイント

  • 配慮を受けつつも、仕事の範囲や業務内容は健常者社員と同等の内容で働ける
  • 視覚障害者などへの大型モニター設置など、ハード面の配慮が行き届いている

ダイキン工業は大手の空調メーカーです。ダイキンと言えば、空気清浄機を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?

一般的な障害者雇用の場合、障害者社員専門に業務を切り出しているケースが多いです。対して、ダイキン工業は健常者社員と同等の業務内容を任せており、技術職にも数多くの障害者社員が働いています。

また、レベルの高い仕事を任せるだけでなく、しっかりと大型モニターやiPad貸与など、障害特性に合わせたツールの導入を進めている点も特徴です。

技術を活かしたい身体障害者などには特におすすめの企業です。

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おすすめ企業に就職するためには転職エージェントを利用しよう

おすすめ企業に就職するにはハローワークよりも民間の転職サイト求人がおすすめです。ハローワークだと求人数が限られるため、チャンスを逃す可能性があります。

障害者雇用に興味を持っている方は、情報収集の手段として、こうした民間の転職サイトにはひとつは登録しておくことをオススメします。

障害者雇用専門の転職エージェントについては、以下の記事で特集しています。ぜひ参考にしてみてください。

障害者雇用でホワイト企業に就職したい方にオススメする転職エージェント3選

まとめ

  • 障害者雇用におけるおすすめ企業は定着率が高い、障害者社員雇用率が高い、キャリアアップ制度が整っていることが条件
  • 害者雇用であっても高年収や管理職に就ける企業への就職は望める
  • 優良企業に就職するためにも民間の転職サイトには積極的に登録する

いかがでしたでしょうか?

配慮や条件が整っている企業は数多くあるので、ぜひチャンスをつかみとるためにも情報収集は欠かさないようにしましょう。また、こちらの記事は良い企業があれば随時加筆予定なので、ぜひブックマークをおすすめします!

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

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